一生を添い遂げると誓った相手がいても、心変わりすることがないとは限りません。結婚後に他の異性が気になってしまう状況は、意外と多くの人が経験しています。
配偶者以外を好きになることなんてあり得ない、と思っていた人であっても、こういうことは起こり得るものです。
ではそんな時、湧きあがって来てしまった気持ちをどうすれば良いのか?
ここでは、配偶者がいるのに他の異性が気になってしまう時の対処法についてご紹介していきます。
1. 軽い気持ちで思いを表に出してはいけない
一番重要なことですが、軽々しく不貞行為に走るのは絶対にやめましょう。
あなたが社会的信用を失ってしまうのはもちろん、家族にも大きなストレスを与え、離婚ということになれば何もかもを失ってしまいます。
配偶者だけでなく、子供や両親の心まで痛めることになるのです。そしてその心の傷は、関わった人たちが一生抱えていくことになります。
まずは、自分の行いによって最悪の結果を招くこともある、という事を忘れないようにしましょう。
身近な人を裏切って自分だけの幸せを得ようとしても、全てうまくいくことは絶対にありません。
しかし、自分の中で気持ちを消化するのに時間がかかることもあるかと思います。ここから先は、そんな時にどうすれば良いのかをお話しいたします。
2. 配偶者との関係が良好であるにも関わらず、気になる人が出来た場合
配偶者と信頼関係もあり、順調に夫婦生活を送っている場合。まずは良好な関係を築くためにお互いがしている小さな我慢、これを相手に言える環境をつくりましょう。
これまで深く話し合ったことがない場合は、相手の自分への意見を先に聞いてみてください。それを受け入れることで、自分の言いたいことも伝えやすくなるはずです。
小さなことでも、積み重ねて我慢しすぎていると大きな不満になります。それを放っておくと夫婦のすれ違いや思いやりのない行動に繋がってしまうので、話し合う機会を定期的に持つようにしましょう。
そして、気になる異性のことを考えてしまう時間を減らすのも大事なポイントです。
新しい趣味を探して、夢中になれることを見つけてみてください。この時、夫婦で話して一緒に楽しめる物を選ぶとなお良いです。
健康のために運動するなど、目標があると家族の絆も深まります。
3. 既に配偶者との夫婦関係が破たんしている場合
夫婦関係が良いとはいえず、家に帰りたくない……その原因が明らかに配偶者にある場合。こうしたケースでは、他に気になる異性が出来たことを「一時の期の迷い」と切り捨ててはいけません。
そういう状況なのであれば、それはあなた一人の問題ではなく、もっと根本的なところに解決すべき事柄があります。
それは、あなたが家族を自分の帰る場所だと思えていないことです。
加えて他に気になる異性がいるとすれば、あなたの配偶者に対する愛情は完全に枯れてしまっています。そうなれば婚姻関係を続けている理由がないので、必然的に離婚を考えることになるでしょう。
中には子供のために離婚は出来ない、という方もいますが、愛し合っていない夫婦の間で育つ子供は、何らかの影響を受けます。
子供だから気付かないだろう、というのは甘い考えです。自分の子供を「子ども扱い」し過ぎるのはやめましょう。子供が親を見つめる視線は、他の大人を見るものとは強さも距離もまるで違うものです。
他に気になる異性が出来てしまった理由として夫婦を続けていけない状況があるのであれば、将来のためにも離婚に動いた方が賢明かもしれません。
まとめ
自分の気持ちを完全にコントロールすることは誰にもできません。時には、今と違う人生について考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、衝動や欲だけで動く人ほど、成熟した幸福を感じ取ることが出来ず不幸感を高めてしまうものです。
どうしても色んな異性が気になってしまう移り気な性分の人は、配偶者が今まで自分のためにしてくれた努力についてもう一度考えてみてください。
「家族がいることで、自分の周囲にはひとりで生きるより何倍も楽しい思い出が生み出されている。」
そう感じられる記憶をいくつも持っておくことが、幸せを長続きさせるための秘訣と言えるかもしれません。