「浮気」と一口に言っても、人によって浮気のラインは微妙に異なります。それが男女であれば、さらに違いが!?ドラマやマンガで、夫婦やカップルが「手を握っただけじゃないか」「手を触りたいと思ったのなら立派な浮気よ!」と口論になるシーンはよく見かけますよね。男女での浮気のラインは本当に違うのでしょうか?浮気に関するアンケートの調査結果を元に、真相に迫ります。
浮気のラインは男女で違う?!それぞれのラインを徹底検証!
2015年8月に、20~60代の男女に対して行った浮気に関する調査では、自分の配偶者(以前の配偶者も含む)が、自分以外の人と浮気をすることを想定して、「浮気だと思う行為」を14項目の中から複数選択してもらったところ、次のような結果が出ています。
それでは、詳しくみていきましょう。
8割の人が「性行為」は“浮気”と回答
「性行為をおこなう」は8割が浮気だと思うと回答。大半の人にとって体の関係を持った時点で決定的な浮気のようです。また、浮気として決定的になる“性行為”につながる行動も浮気行為と考えられ、「2人だけで泊まりに出かける」「キスをする」も7割の人が浮気だと思うと回答しています。
やはり性行為や宿泊、キスなどは、多くの人にとって正真正銘の“浮気”。また、「2人だけでドライブに出かける」「2人だけで出かける」「2人だけで飲みに行く」といった“2人きりの時間を持つ行為”も、浮気と感じる人が多くいました。これらを男女別に見た場合、割合や順位は変わるものでしょうか?
浮気のラインに厳しいのは、女性!
選択された項目を見ると、上位の項目は男女別でもほぼ変わらない結果に。しかし、全ての項目において、男性よりも女性の方が割合が高い結果となりました。これは、女性の方が浮気と見なす行為が多いということ。つまり、女性の方が男性に比べて、浮気のラインに厳しいと言えます。これらにはどのような意味が隠されているのでしょうか?
「手をつなぐ」「性風俗店に行く」――女性は“肉体的な接触”を浮気と感じる傾向
全ての項目において、男性よりも女性の方が割合が高かったですが、最も男女で差が開いた項目は「手をつなぐ」です。
男性:37.2%
女性:61.1%
男性にとっては、「手をつなぐ」を浮気だと思う人は4割にも満たない程度ですが、女性は6割以上が浮気だと考えていることがわかります。
また、その他で男女の差が特に目立った項目といえば「性風俗店に行く」こと。男性が18.8%だったにも関わらず、女性は40.9%と開きがあります。順位も、男性は下位ですが、女性は“2人きりの時間を持つ行為”の次にランクインしています。「手をつなぐ」「性風俗店に行く」といった“肉体的な接触”に関する結果は、男女の浮気のラインの違いを特にあらわしていると言えそうです。
メール・SNSや食事も男女差が!
その他の男女の違いとして「メールやSNSで頻繁に連絡をとる」は、男性が19.0%、女性は37.0%と開きが。「2人だけで飲みに行く」「2人だけで食事に行く」も男女で差が出ています。やはり、女性の浮気のラインの方が、男性よりも厳しいと言えそうですね。なかには「隠した時点で浮気(女性/27歳)」という厳しいコメントまで!
まとめ
男女間で異なる浮気と感じる度合いやライン。女性は男性よりも浮気のラインが厳しく、特に、肉体的接触に関して浮気だと感じる割合が高いです。自分の感覚だけで「こんなにちっぽけなことで怒られるのか…」「なぜ、こんなにひどいことをするの!」とついつい本音を口にしてしまうと、夫婦の関係を悪化させかねません。浮気の捉え方は男女で違うを踏まえて言葉を選ぶことで、すれ違いが減らせるかもしれませんね。
【調査概要】
調査タイトル:浮気に関する調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年8月28日~8月31日
調査対象:現在結婚している、または過去に結婚していた20 歳~ 69 歳の男女2,406名