心理カウンセラーに聞いた!第3回【子供のメンタルケア編】 意外と怖い、夫婦喧嘩が与える子供の心理的な影響とは?

「子はかすがい」という昔からのことわざにもあるように、子供への愛情が夫婦の縁をつないでいると言われています。それゆえに夫婦の不仲が子供にとって、大きな負担になる場合も。子供の前で、夫婦喧嘩はもってのほか! 両親の不仲や離婚が子供に及ぼす影響について、心理カウンセラー、メンタルトレーナーの金子亜希子さんに伺いました。

両親の不仲が子供のトラウマになることも。

今回はまず、子供の心理状態について伺いたいと思います。夫婦喧嘩は、子供にどのようなストレスを与えるのでしょうか? のちのちトラウマになる可能性もあると思うのですが、子供が心理カウンセリングを受けることもできますか?

もちろん、できますよ。私も子供の心理カウンセリングもやりますし、メンタルトレーニングもやっています。子供のメンタルトレーニングの相談は、受験が多いですね。引きこもりや登校拒否の場合は、心理カウンセリングになります。
心理カウンセリングを受けている子供の家庭環境を見ると、両親が不仲な場合が多いですね。大人が考えている以上に、両親の不仲が子供に与えるストレスは大きいんです。子供にとって両親は大好きな存在なんです。その大人たちがケンカしている様子を見ることによって、人を信じられなくなったり、自分のせいで両親がケンカしていると自分を責める子も多くいます。それがトラウマになって、自分の感情をうまく出せなくなる場合もあります。また、親のDVで男性不信や女性不信に陥ることもあります。
子供は敏感です。子供がいる以上、親として子供の前でケンカをしないでほしいと思います。

トラウマになっている子供はどのような症状が出ることが多いですか?

わざと悪いことをして気を引いてみたり、もしくは何でもイエスと言うようになったり、言いたいことがあるけど、大人の顔色ばかり見てしまうなどの傾向は強いですね。

それでは、離婚後、子供の心のケアはどうするべきでしょうか?

親御さんの多くが自分のせいで子供から母親や父親を取り上げたと感じています。だからと言って、必要以上に子供に気を遣ったり、物を買い与えたりするのはよくありません。

思いやりは必要ですが、子供はか弱いだけの存在ではないんです。与えられた環境で、子供なりに、順応しようと頑張ります。いっしょに生活をしている中で、子供が助けを求めていないか、甘えたがっていないか、子供の様子を気にかけてあげてください

本当は気づいているのに、忙しいからと言って、見えない振りをする人も多いですが、後悔しないためにも、SOSが出たその時に、ちゃんと対応してあげてください。子供は見逃されたことや自分が気にかけてもらえていないことを敏感に感じ、傷つきます。

頑張ったことには一生懸命褒めてほしいし、間違っていることには愛情を持って怒ってあげてほしい。ふとした言葉や表情に何かしらのサインを見逃さないようにしてほしいですね。

日本人は愛情表現が下手なので、難しいのかもしれませんね。

そうですね。子供に触れてあげたり、ぎゅっと抱きしめてあげるのは大切です。子供の頃にたくさん触れられている子と触れられていない子では感受性が全然違うんです。言葉ではうまく伝えられないという親御さんも少なくないと思いますが、言葉だけでなく触れられることが子供にとっては愛情を感じやすいこともあると思います。1日に1回はぎゅっと抱きしめてあげるとか、ちゃんと目を見て話を聞いてあげるとか、子供に気を遣うのではなく、具体的な行動で表現してほしいなと思います。親からの愛情を感じることができれば、子供は健やかに成長していくと思います。

心理カウンセラーは前向きに生きる人の味方!

様々な事情で、カウンセリングを受けたいと思っている方が多いと思います。心理カウンセラー、メンタルトレーナーに相談して何が変わるのでしょうか?

私のところに来る人には、普通に生きていくのが息苦しかったり、生きるのがしんどいと感じている人が多いです。
ネガティブな要素というのはものすごく強い力を持っており、例えば1人でもネガティブな人がいると、ポジティブな人がネガティブな人に合わせようとするぐらいなんです。そのぐらい強いネガティブな要素を自分だけでポジティブに持っていくのは並大抵のことではありません。

そんな時こそ、冷静な目でフラットに見てくれる人に、相談をするのは大きなメリットがあります。家族や友人だと、人間関係を心配して自分の本心がきちんと話せなかったり、かえってお互いの本心をさらけ出して傷つけあってしまったりするので、フラットな状態で気持ちの整理をしたい人は、人間関係や利害などを気にしなくて良く、さらに話を聞くプロである心理カウンセラーに相談してみると良いと思います。

確かに、家族や友人に話すこと心理カウンセラーに話すことでは、実生活との接点や話を聞くテクニックという違いがありますね。

心理カウンセリングは、まだまだ日本では心が病んでいる人が行くところという印象が強いように感じます。アメリカでは、弁護士と心理カウンセラーは、1人に1人ずつつくのが当たり前です。何か気になることがあれば、すぐに相談に行くような気軽なところなんですね。日本でも簡単に相談に行ける機関として、使ってもらえたら、自殺やいじめが減ったり、もう少し生きやすい世の中になるのかな思います。
子供のことはもちろん、自分のことで少しでもモヤモヤすることがあれば、一度、心理カウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

心理カウンセラー、メンタルトレーナー 金子亜希子

全国心理業連合会が公認する全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー」を取得。心理カウンセラー・メンタルトレーナーとして、子供からスポーツ選手、医療業界など200人以上の実績を持つ。活躍領域が違う2つ の資格を活かし、より幅広い方々の心に寄り添っていくサポートを行っている。

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