訴えてやる!旦那からのDVを何年も耐え続けたリアル・エピソード

現在社会的にも深刻な問題として取り上げられているDV(ドメスティックバイオレンス)被害。
DVとは、配偶者や恋人などの親密な関係にある人物から受ける暴力被害のことを指しますが、この暴力という言葉は身体を攻撃することだけを意味するのではなく、精神的、性的、社会的、経済的などのすべてを含めてDVと呼んでいます。
今回は実際にDV被害に合ったA子さんのお話をもとに、DVの恐るべき実態についてご紹介しましょう。

1. DVのきっかけ

夫のDVがはじまったのは結婚してから半年近く経ったある日のことでした。A子さんは結婚前から正社員として働いており、夫も残業などで帰宅が遅くなることについては理解を示していましたが、その日の夜はたまたま歓迎会があっていつもより遅い帰宅となったそうです。
夫の姿を確認するなり開口一番「遅くなってごめんなさい」と謝罪をしたA子さん。しかしA子さんの姿を見るや否や、ひたすら殴る蹴るの暴力が続き、A子さんは翌日ベッドから一歩も出られなかったそうです。
その日以来、暴力は日常的に行われるようになりました。

2. DV被害から逃れられない理由

DV被害者の中には「自分は被害者ではない」という思い込みを抱いている人も少なくありません。
これはDV特有の共依存という心理状態のもとに成り立っているのですが、DV被害を受けている女性の多くは暴力を受けた後、必ずパートナーから反省の言葉を聞かされています。
「もう二度と殴ったりはしない」「本当に愛している」などの言葉と共に涙を流されると「もう一度信用してみよう」という気持ちになってしまい、暴力と優しい言葉を交互に浴びせかけられることによって正常な判断力を失ってしまうのです。
また、DVをする男性は「君が居なくなるなら僕も死ぬ」という脅迫まがいの言葉を使って相手の自由を奪う特徴があります。
こうしたパートナーからの洗脳によりA子さんは2年間、DV被害を受けながらも離婚を決意することができなかったのです。

3. 離婚を決意した出来事

夫の顔色ばかりを窺う日々が続いていたある日、自宅に1本の電話が入ります。それはA子さんのお母さんが事故に合い入院したという内容でした。A子さんは今すぐに実家に帰らせてほしいと夫に懇願したそうですが、その時に夫が放った言葉は「明日の朝食は誰が作るの?」の一言でした。
母親が事故に合い瀕死の状態にもかかわらず、朝食の心配をしている夫の発言に耳を疑ったというA子さん。
これを聞いてA子さんの目は一気に覚めたそうです。

4. DV夫と離婚するまで

夫と離婚すると決めたはいいものの、夫に直接離婚したいことを打ち明ければまた暴力を振られることは目に見えています。そこでA子さんは夫が日常的に暴力を行っていることを音声と映像に収め、殴られた時は病院からその都度診断書をもらうなどして証拠集めに徹底しました。後日、その証拠を持って弁護士のもとを訪問。
幸いA子さんのケースではDV夫が素直に離婚を承諾してくれたため裁判などには発展せずに済んだのですが、中には離婚を切り出しただけで取り返しのつかない事態に発展することもあります。
行動に起こす際はひとりで判断せず、必ず専門家に相談して準備を進めるようにしてください。

5. 離婚後のA子さんの生活

離婚して平穏な生活を取り戻したA子さんですが、DV夫との約2年半の生活により心に大きな傷ができてしまいました。
その傷は時間が経過してもなおA子さんを苦しめ続け、不眠、幻覚、幻聴といった様々な症状となってA子さんに襲い掛かってきます。
DVによる爪痕は時間の経過により薄れていく部分もあると思います。しかし、どれだけの時間が流れたとしても被害者の中でDVの過去を消すことはできないでしょう。
DVとはそれだけ深刻な問題であり、人ひとりの人生を崩壊させるほどの行為なのです。

まとめ

今回ご紹介したケースはあくまでもひとつの事例に過ぎませんが、実際にDV被害に合っている方の多くは「自分は被害者である」という認識がないままひたすら暴力に耐えています。
DV被害から身を守るためには、一刻も早く自分が被害者であることに気付き、DV夫から逃れることあります。
DVは犯罪です。例え生活を共にしているパートナーであっても、どんな事情があろうとも、DVが正当化される理由などありはしないのです。

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