いくら夫婦といえど、元は他人同士。些細なことがきっかけで、夫婦間のすれ違いは生じるものです。そして、何がきっかけになるかも人それぞれ。今回ご紹介するのは、夫婦で岩盤浴を利用した際、妻のイビキがきっかけとなり、二人の間に不和を招いてしまった事例。まさに十人十色といえるものですが、まずはどんな夫婦なのか、そちらから見ていくことにしましょう。
いまだ寝室が別々の夫婦
都内近郊で暮らす30代のある夫婦は、今年で結婚7年目。至ってごく普通の夫婦ではあるものの、妻には「イビキがうるさい」という一面も。さらに妻はどんな場所でもすぐに眠れるだけでなく、自分のイビキにすら気付かないほど熟睡するタイプなのだとか。そうしたこともあり、子どもが生まれて以来、夫婦で一緒に寝ることはなくなったそうです。でもここ最近は、子どもが幼稚園に通いはじめ、夫婦で外出する機会も多くなっているとのこと。そんな矢先に起きたのが、岩盤浴事件でした。
岩盤浴でも早々と熟睡する妻
ある日、夫婦で岩盤浴を利用したときのこと。室内には10名ほどの利用客がいたそうです。入口付近は人が密集していたため、奥側へと向かう夫婦。妻は寝床を見つけるや否や、フェイスタオルで目を隠すと、ものの数秒で熟睡してしまいます。その早さは、のび太君にも引けをとらない早さだったとか。
夫に追い打ちをかける妻の大イビキ!
一方の夫といえば、枕が変わると寝付けないタイプ。気持ちよさそうに寝入る妻を横目に、岩盤浴の熱気と黙々と格闘していたのも束の間、今度は妻の大イビキが。その爆音は瞬く間に室内を轟かせ、それまで静かだった周囲が次第にざわつきはじめます。周囲の反応は「うるさい」「迷惑」など、小声ながらも怒りを含んだ様子だったそうです。
周囲のプレッシャーに耐える夫がとった行動とは?
イビキが続くこと3分、苦情の声も大きくなり、なかには舌打ちする人まで。夫は妻の肩を揺すって起こそうとするも、一向に目覚める気配がありません。慌てふためいた夫は、フェイスタオルで妻の口を塞ぐことに。すると妻は起きだし、開口一番「苦しいじゃない」と大声をあげたそうです。夫は周囲の反応に過敏になっていたため、つい大声で「声が大きいってば」と応戦気味に返してしまいます。
爆発寸前の妻。なんとか事態は収束するも…
今にも爆発しそうな妻が口を開こうとしたそのとき、ドアが開き店員が小走りで向かってきました。そこで妻は我に返ったのか、周囲を見渡したあと事態を把握したとのこと。夫は帰りの車内で妻に事情を一から説明するも、「自分のイビキはそこまで爆音ではない」と全否定。返す言葉さえ失せてしまった夫の内心は複雑でした。「病院で診てもらった方が」と同情する反面、「妻を女性として見られなくなった」という気持ちも否めなかったのだとか。それ以来、夫婦で出かけることもなく、会話も減っていったそうです。夫は今の生活に苦痛を感じているらしいのですが、果たしてどうなることやら…。
まとめ
この夫婦の事例を読んで、あなたはどう感じましたか?妻と夫、どちらか一方だけが悪いでしょうか?夫婦で一緒にいると、ついつい自分のことを正当化して相手ばかりを責めたり、雑な対応をしてしまったり、相手への敬意が薄れがちになってしまうものです。しかし、そのような出来事が積み重なることで不満は大きくなり、結果として「不倫をするようになった」なんていう人も。
相手の行動に腹が立つことは誰でもあるかもしれませんが、相手に非を認めさせようと追及していては夫婦円満には向かいません。夫婦のすれ違いは、最悪の場合、不倫や浮気に発展してしまう可能性もあるのです。相手の浮気や不倫を防止したいと考えている人は、相手への思いやりを持った行動や言動が大切といえます。