思いとどまる！？一度はみておきたい不倫映画名作5選

1984年にアメリカで制作された不倫映画の代表作。
きっかけはNYのマンハッタンにある書店でロバート・デ・ニーロ演じるフランクとメリル・ストリープ演じるモリーがぶつかることではじまります。
その際お互いの荷物が入れ違ったことにふたりは気付きませんでしたが、後日電車の中で偶然の再会を果たします。
それからというもの、ふたりは待ち合わせをして同じ電車で帰宅をするようになっていきます。

フランクはモリーに対して恋心を抱くようになりますが、お互いにパートナーがいるふたりは決して肉体関係を持つ関係にはなりませんでした。
しかし、最終的にフランクの想いが妻アンに知られてしまい、程なくふたりは離婚します。

「本当に愛しているからこそ肉体関係を持てない」というのは、映画の中では美しく輝く愛の形ですが、それを告白された妻側は立ち直れないほどのショックを受けたに違いありません。

1995年にアメリカで制作された悲恋ものの代表作。
映画界の巨匠、クリント・イーストウッドが監督と主演の両方を務め、ヒロインはアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたメリル・ストリープが演じています。

田舎町に暮らす平凡な主婦とカメラマンのたった4日間の激しい恋を描いたこちらの作品ですが、浮気相手への想いと家族に対する罪悪感との狭間で触れ動くヒロインの葛藤がとても伝わる物語となっています。

どれほど本気で愛した人であってもやはり不倫は不倫。家族を裏切って愛を貫いても本当の幸せを掴むことはできないのでしょう。

一夜の情事をきっかけに、浮気相手の女性から執拗に追いかけ回されることになった不倫男性の悲惨な末路を描いた作品。

遊びのつもりでベッドに誘ったダン（マイケル・ダグラス）。
しかしアレックス（グレン・クローズ）にとってダンとの出会いは運命そのものであり、遊びのつもりは毛頭ありませんでした。
性行為を終えて当然のように妻子が待つ家に帰宅しようとするダンの態度に激怒したアレックスは、その翌日からダンとその家族に執拗に嫌がらせを繰り返すにようになります。

ほんの遊び心ではじめた浮気が取り返しのつかない事態に発展する、ということを教えてくれる不倫サスペンスの代表作です。

政府高官の妻であるアンナは華やかなその地位とは裏腹に、愛のない結婚生活に虚しさを感じていました。
ある日、青年将校のアレクセイと運命的な出会いを果たしたアンナ。ふたりは瞬く間に恋に落ちていきます。
しかしアンナの不倫が夫にバレてしまい、ふたりは家を出ずにはいられない状況へ。そんな中アレクセイに見合いの話が舞い込み、彼はほかの女性と結婚することを選択します。
浮気相手に裏切られ、周囲から軽蔑され、居場所を失ったアンナは精神を病んでしまい電車に身を投げてその生涯を終えます。

この映画は浮気が本気になり、それが破滅へと向かっていく典型的なパターンです。浮気をすれば必ずその報いを受ける、ということを学べる反面教師のような作品です。

1996年度アメリカアカデミー賞最優秀作品賞などを含め9部門を受賞した不屈の名作。
墜落した飛行機の衝撃によって全身火傷を負った男が病院に運び込まれます。男の名はアルマシー。看護師のハンナは廃墟で彼の介護に専念することになります。

物語が進む過程で少しずつ明らかになっていくアルマシーの過去。彼は以前に人妻であるキャサリンに恋をしたのですが、それが夫にバレてしまい嫉妬に狂った夫はアルマシーとキャサリンを殺すことを計画します。そして夫とキャサリンが死んでしまいアルマシーだけが生き残ったのです。

誰も報われない不倫の末路を分かりやすく描いた不倫映画の代表とも言える作品です。